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終業式後の帰り道。
「ねぇ、きり丸」
「何だよ、乱太郎」
「正月のバイトは、いつまであるの?」
「三が日は神社のバイトと初売りのバイトが入っていて、五日と六日は商店街の初売りの手伝いがあるから、六日で終わるよ」
「またそんなにバイトして・・・、課題、終わるの?」
「年末年始は稼ぎ時なんだよ。苦学生を舐めるな。それに、庄左ヱ門からノート貸してもらう算段だから。」
「…庄左ヱ門、可愛そうに。」
「御代はケーキで好いんだって。それにしても、何か用があるんだろう?」
「いや、みんなで初詣に行こうと思うんだけど。来年は受験だし」
「ふーん。いつ?」
「七日。学校が八日から始まるだろう?」
「七日か。まあ、いいけど」
「行ける?」
「かまわないよ」
「じゃあ、七日の10時に正門集合ね。みんなに伝えておくよ」
そして、年が明けて七日。それは小雪が舞いそうな曇り空の下。
「お、来た来た」
「明けましておめでとう」
「あけおめ!」
「応、今年もよろしくな」
「遅いよ、きり丸ぅ」
「万年遅刻組みの喜三太に言われたくないやい。悪い。悪い。昨日、遅かったから寝坊した」
「バイトも程ほどにしろよ、お前、また痩せただろう」
「否、商店街の婆さん達にこれでもかっていうぐらい、おせちと雑煮を食わされたんだ。おかげで食費が浮いたよ。団蔵、お前も居たらよかったのに」
「お雑煮?いいなあ」
「しんべェ、お前、いつもいいもの食ってるだろう?」
「じゃあ、これは要らない?」
「何それ」
「うちの母ちゃんがきり丸に持っていけ、って作ってくれたおせち」
「いや、有難く、貰っとく。旨いもの、乱太郎の母ちゃんの手料理。後でチョッと乱太郎の店に寄るよ」
「きり丸、今日は冷えるけど、大丈夫?雪が積もるってよ。それにあんまり顔色良くないよ。バイトのしすぎだよ」
「ああ。伊助、ありがとう。リポビタン飲んで今日は早く寝る」
「金吾ぉ、眠いよ」
「お前、寝るかゲームするしか冬休みしてないだろう。隈が凄いぞ、ふらふらしてんなぁ」
「車に気をつけろよ、喜三太。よし、みんなそろったな。さて、行こうか」
何を願うんだろうねェ。
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会話ネタ。完全にネタです。文章にします。もう少し。
ありきたりなネタですみません。
バイトのきりちゃん中心に回るは組の予定。だと思う。
20090112
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