[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
カラクリはガラクタでしかない。
それも、私にとってのみ都合の佳いガラクタだ。
ガラクタに心血を注ぐ私のこの熱意は何だろう。
三次郎とともに、数度に及ぶ大改造をこの地下に及ぼしているからだろうか、いいや否。
これは私の作り上げるべきものだからだ。ガラクタに心血を注いだとて、ガラクタは人のように力強く頷いてくれるわけはない。声を立てて呼びかけてくれるのでもない。唯、そこにあって、私が工夫を凝らしたからこそ、機能的動いてくれる、謂わば私の手や脚と同等なのだ。ゆえに、私は作り上げる。私の身に変わるものを、私の意を遂げるモノを。
これは私の技であるのだ。磨くべき、私の特質なのだ。いつまでも「落ちこぼれの’は組’では、ならんのだ。
カラクリを発案し、作り、試し、修正して改良する。この作業過程において、何の狂いもないはずだ。
だのになぜ。
だのに、何故。
私は一人なのだろう。
---
20091016
カラクリに心を注ぎすぎて、見失った自己。
≪ 秋は短し 着込めよOL | | HOME | | お久しぶりすぎて、 ≫ |